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中産連のセミナー

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セミナー番号 4823

問題解決の速度と精度を上げ、PDCAのすき間を埋める「OODAループ」活用研修
【会場orオンライン】

日常業務で回すPDCAだけではカバーしきれない有事(突発、想定外、不意のトラブル)の際に効果を発揮するOODAループの活かし方を学びませんか?

最近OODAループという言葉を目にする機会が増えてきました。

OODAループは朝鮮戦争(1950-53)でのアメリカ空軍のジョン・ボイド大佐が提唱したものです。
戦争では消耗戦を繰り広げ、膠着状態にある中、迅速に意思決定をして戦況を有利に進める機動的な戦術を展開する必要があります。
OはObserve(観察する)、OはOrient(判別する)、DはDecide(決定する)、AはAct(行動する)を表します。
ループ(Loop)によって“実践を繰り返して、都度見直しながら、逐次精度を上げていく”
という意味になります。
似た概念に皆さまもご存じのPDCAがあり、時々比較して語られます。
しかし、日本でOODAループが必要だと声高に叫ばれ始めたのはごく最近(*欧米の先進企業ではすでに導入&実践済み)のことです。
その理由は、PDCAの業務遂行では速い変化に「臨機応変に対応できない」、
言うなれば「計画中(P)や実行中(D)に市場の潮目が変化し、それに引きずられて自業界や自社も大きく変化することになり、
ゼロベースで見直すことによって、迅速かつ柔軟に対応しないとこのままでは絶対にまずいことになる……」。
近年でこのようなことは、もはや決して珍しいとは言えなくなってきています。

このように平時はあまり出番はない反面、有事や規模が大きめの環境変化に相性が良く、
最適な状況打開への意思決定と戦略に筋の良い効力を発揮するのがOODAループです。

例えば、

 ❶ 経営層から末端社員まで、前例の踏襲や他社の模倣で今までビジネスを展開してきた

 ❷ 情報収集や分析に延々と時間をかけすぎてなかなか意思決定できず、好機を逃している

 ❸ できないことの反省や改善ばかりの減点主義、後ろ向きの責任追及が横行している

 ❹ 仕事に完璧さを追求しすぎて、仕事別に注ぎ込む時間の濃淡がつけられていない(時間や効率は最優先ではない)

 ❺ 過去の成功体験から抜け出せない。失敗は評価を下げることになるので、大半が挑戦することなく保守的で指示待ちになっている

 ❻ 社内会議や上司向けの資料作成に忙殺され、新しい取り組みは後回しどころか、ほぼ何も進められていない状態


以上のようなことが、今なお国内企業の多くで現在進行形で起こり、
それが先進国最低クラスのホワイトカラーの生産性という不名誉な烙印を押される結果に至っています。



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🔶では、OODAループを業務で活用すると、実際何が変わるのか?
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 まず、日本の企業においては“一度決めたことを最後までやり切るのが良し”という文化を持つ企業が多く、
上述のように急な環境変化に対し、「迅速で臨機応変な対応ができない」、「すぐに効果的な打ち手を出せない」、
「ひどい場合はそのままズルズルとやり続けて放置、サンクコストを気にしすぎて損切りできない」、ということがよく起こります。
しかし、もはやこのような挙動や意思決定をしていては、企業の存続そのものが大きく危ぶまれていきます。

実際、OODAループを会社に導入して現場で活用している組織では、

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😊 1人1人が自分で考えて組織にとって適切な行動が取れる「自律分散型組織」に変容し、
  個人レベルでの判断力が磨かれ、結果生産性が向上した

😊 社員1人1人の世界観が社内から社外(業界→国内→海外)へと広がり、
  実務に役立つ幅広い知識と情報を自ら積極的に収集するようになった

😊 想定外の出来事が起きても、1人1人が冷静に対応し、
  軌道修正して、最後にはより良い成果に結びつけられるようになった

😊 社会問題の解決を自社事業のリソースを使って考えて紐づけることができる社員が増え、
  自業界以外の今までお付き合いのなかった企業様をはじめ多種多様な利害関係者を巻き込めるようになった


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このようなことが、業界や職種の違いに関係なく同じように起こります。
実は、OODAループはPDCAとの相性が非常に良く、
PDCAとの併用によって「平時&有事の二刀流」での業務遂行が可能になり、
低迷する日本企業の新たな希望や活路になる
と期待されています。
いわば、PDCAとOODAループは「車の両輪」のような存在であり、
変化に富み先行きが見通せない時代の業務遂行において未分化の関係
と言っても過言ではありません。

平時はPDCAを回し、有事にはOODAループに切り替えて種々の施策を打った後、状況が安定してきたらまたPDCAに戻す、
という“社員1人1人が自ら考え行動する”「自律分散型組織」の錬成にもOODAループは大きく役立つ
のです。

多くの日本企業には“戦略がない”と言われますが、
それは海外企業と相対的に見た場合であり、OODAループを導入して実務で活用できるようになれば、
国内競争においては確固たる優位性の獲得につながり、
海外企業ともがっぷり四つに戦える「全方位的な機動戦」が展開できるようになります。

つまり、現代のリーダーにとってOODAループの概念理解と組織展開力は非常に有用なビジネススキルなのです。
ぜひ、本研修でOODAループの活用法を身につけ、不安定・不確実・複雑・曖昧の現代の業務遂行にお役立てください。



◆研修フォローアップ(学びの深耕と定着への支援)のおススメ
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 本研修では、研修で学んだことを深く腹落ちさせて自分のスキルとして定着させていくために、
 フォローアップをオプションで選択できます。

 ✔ 参加者ご自身が仕事で抱える問題や解決したいテーマをOODAループを使って実行計画と説得案を策定し、
 ✔ 講師が一通り内容をチェックしてフィードバック
  (良かった&継続して欲しいところ/直すともっと良くなるところ/今後OODAループ実践力錬成へのアドバイス)
 
 をいたします。

 研修を受講しただけと比較すると、理解度の深さや実践レベルの高さの差は如実に現れますので、大変おススメです。


講師

中産連パートナー講師 (ビジネスコンサルタント)

講師プロフィール

大学卒業後、出版・通信教育会社にて教育サービスの事業責任者、サービス共通基盤開発などのメガロジェクトの責任者を担当。
コンサルタントとして独立後、幅広い業務領域での実務経験を通じて培った「VUCA時代適応へのOODAループ活用」「クリティカルシンキング」「業務構築」「統計活用」「データ分析」等のノウハウを活かし、経営分析、業務分析、業務構築・リエンジニアリングの社員教育など、企業向け支援を中心に活動する傍ら、国立大学法人にてデータサイエンス、教育測定・評価論の講座を担当している。
また、国内最大手のビジネススクールの講師、ウェビナーサイトUdemyでも講師を務め、本研修テーマに関連した情報(データ)分析による課題発見力&仮説構築力のセミナー受講者は既に1万人を超えている。
アクティブ・ラーニング手法による受講者と双方向で進める研修は、丁寧な説明と実務に直結したケーススタディとの併用により学習欲が引き出されると好評を博す。

プログラム

1.はじめに ~VUCAの時代に求められる力
(1)【ワーク】不透明不連続な環境にどう対応するのが適切か?①
(2)VUCAの時代とVUCA的事象
(3)【ワーク】VUCAの時代の特徴とビジネスに与える影響


2.OODAループが注目されるワケ
(1)OODAループとは?(概略)
(2)解決したい問題とOODAループ


3.違いでわかるOODAループ ~PDCAやマニュアルとの比較
(1)違いでわかるOODAループ~PDCAとは? マニュアルとは?
(2)【ワーク】不透明不連続な環境にどう対応するのが適切か?②
(3)計画第一・マニュアル第一の課題


4.OODAループ実践の基本
(1)OODAループ実践上の基礎知識
(2)【ワーク】事象をどうとらえ、OODAループを活用するか?
(3)事象の2軸でのとらえ方と、その対応の基本
(4)事象のとらえ方と目的との関係
(5)【ワーク】不透明不連続な環境にどう対応するのが適切か?③
(6)方針の必要性とVSAへのブレイクダウン


5.OODAループの導入が効果的な業務
(1)OODAループ実践事例
(2)【ワーク】OODAループはどんな業務に向いているのか?
(3)OODAループの導入が効果的な業務


6.OODAループ実践上のポイント
(1)【ワーク】事例から実践上のポイントを考える
(2)想定される問題
(3)解決策検討の方向性 ~ 問題から課題への転換


7.総まとめ ~OODAループを導入して、何を実現するのか?
(1)改めて目的は何か?
(2)「決められたことだけをやる」から「考えて行動し,その成果も抽出する」へ

参加対象

●すべてのビジネスパーソン   ※その中でも特に、❶変化に対し、計画や事業を逐次軌道修正できる柔軟性とスピード感を持ち合わせて遂行したい方、  ❷PDCAではなし得なかった“すき間”(有事&想定外)の事案に対し、適切な打ち手が出せるようになりたい方、  ❸PDCAの運用が形骸化しており、小回りの利く業務の進め方を取り入れてPDCAとの相乗効果を狙いたい方

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  • 日時
  • 2024/10/17(木) 9:30~16:30
  • 会場
  • 中産連ビル または オンライン(Zoom)
  • 参加費
  • 36,300円 (41,800円)  ※消費税込み・( )内は会員外価格です
    ※フォローアップ(事後行動支援)付き 47,300円(52,800円)
    ※オンライン受講の場合、恐れ入りますが、テキスト送付後のキャンセルが不可となりますことをご了承ください。
  • 備考
  • ●同研修をカスタマイズして「企業内研修」(対面でもオンラインでも可能です)を希望される方は以下担当までご連絡下さい。 ●コンサルタント及び教育機関の方のお申込みはお断りしております。ご了承下さい。

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