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リーダーに求められる「哲学思考」の習得と実践
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~変化の連続・正解がない・先行き不透明の時代。哲学の歴史や営みの要所を知ることで、リーダーに必須の人心掌握と組織の動かし方に役立てる!~
『ビジネスと哲学』。それは一見親和性がなく遠いテーマのように思われがちです。
しかし近年、その様相や認識は少しずつ変わり始めています。
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🔷価値観や判断軸が多様化して“かつての正解があまり役に立たない今の時代”にこそ、
哲学思考の習得が「人間関係や未来への洞察」に大きく役立つ!
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先行き不透明な経済情勢への不安視からリスキリングなど向学心の高いビジネスパーソンが増えている中、
複数の有名経済紙において<哲学>は人材マネジメントや経営戦略をはじめ対人コミュニケーションに至るまで、
現代の“先が見えない・正解がない・価値観が多様化した時代”において最も有用な学問であると、
複数回特集として取り上げられています。
かつての日本は、バブル経済期までは国全体に一体感があり、目標や目指す方向も明確だったこともあって、
迷いなく突き進むことができました。
その結果、1980年代にはジャパンアズナンバーワンと言われるほど経済的に躍進しましたが、
一転して1990年代以降はバブル経済の崩壊、2008年のリーマンショック、
更には、ITビジネスへの乗り遅れなどここ30年ほど低空飛行を続けており、今でもなお苦境に喘いでいます。
このような行き詰りの状況において、人は安直な思考法やツールに飛びつきがちです。
しかし、『すぐに役立つものは、すぐに役立たたなくなる』という格言にあるように、安直な思考法やツールの中で、
歴史の淘汰をくぐり抜け現在まで生き残っていたものはありません。
一方で、約2,500年前にソクラテスやプラトン、アリストテレスなどを始祖にした<哲学>は、
2,500年という歴史の風雪に耐え抜き淘汰をかいくぐり、現在まで生きながらえています。
その思想や思考法は脈々と受け継がれ、現在もなお多くの書籍で世界中の人に読み継がれています。
更には、欧米をはじめとするOECD諸国において<哲学>は義務教育からの必修科目として位置づけられており、
哲学思考で探究することで得られる思考の広大さと深遠さは「普遍的な思考のOS」になり得るものとして認知されています。
* * *
ではなぜ、欧米ではそれほどまでに<哲学>が重要な学問として位置づけられているのでしょうか?
ビジネスの進展や人材マネジメントの視点で<哲学>を活用することを考えた場合、
その理由は以下5つに収れんされます。
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理由その1:対人関係における倫理的な判断力が養える
理由その2:考えていることを筋道を立てて言語化する論理的思考力が鍛えられる
理由その3:リーダーに求められるコミュニケーション力や影響力が養える
理由その4:本質を捉えて課題を浮き彫りにするクリティカルな視点が養える
理由その5:行為の対象(仕事)への意義をビジョンとして具現化する力が養える
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このように<哲学>への造詣を深めていくほど、人間の考え方や行動の本質について深い洞察力を養うことが可能になります。
また、上記5つの理由は<哲学>が管理職やリーダーという人の上に立つ人にこそ必要不可欠な能力や素養であり、
実際に身につけたレベルに応じて活躍できるレベルも左右されますので、<哲学>の知識を実装することは大変有用な武器になります。
加えて、日本を代表するある哲学者は「<哲学>とは、問題を発見し、それに対応するための概念をつくり出す営みであり、
過去の哲学者1人ひとりがそれぞれの問題を発見し、一切の妥協を許すことなく新しい概念をつくり出すことによって、
問題を解決してきた学問」と述べています。
実際、欧米では、<哲学>はリベラルアーツ(直訳すると「自由になるための武器」)7科目の中の最高位の学問として
位置づけられているほどです。
そこで本研修では、過去の哲学の偉人の思想や思考法をもとに、
管理職やリーダーとして日々の職場や仕事において、どのように考え、考動できれば、
自分を含めた利害関係者にとって好ましい結果につながられるのかを分かりやすく学びます。
実際、<哲学>への理解度が上がるにつれて、下記のような効果が仕事や私生活において徐々に出てくるようになります。
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・過去にしてしまった同じ(同系統)失敗をほとんどしなくなる
・避けられない諍いや軋轢を事前に回避できる(または、最小限のダメージで切り抜ける)
・自分の失敗経験に付加価値をつけて次に活かせる
・困った時に複数の手段(選択肢)を思案し、複数のアプローチでバランス感覚にあふれた
アクションが取れるようになる
・空間軸と時間軸で物事を俯瞰して、一方通行でない様々な捉え方ができるようになる
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このように、何よりもまず、リーダーとしての人間力や器を広げ、
逆境や難事にも慌てることなく冷静に対応できる良質な行動が取れるようになる土台づくりとして、
この機会にぜひ哲学思考を身につけていただければと思います。
このセミナー・イベントのリーフレット
講師
中産連パートナー講師 (ビジネスコンサルタント)
講師プロフィール
経営指導団体にてマネジメント、コミュニケーション、ビジネススキルの研修を幅広く実践。
300名以上の名経営者との交流を基に効果的・効率的なマネジメントの研究と実践に取り組み、経営者・経営幹部・管理監督者層を中心にスキルとマインド、経営視点・組織運営&改革・人材活性戦略の支援を中心に活動中。
また、哲学や倫理学に通じ、その幅広い知見を戦略的な経営コンサルティング・組織運営・人材育成支援に援用し、好評を博す。
講師・コンサルティングの経験(国内外含む。海外は米国、カナダ、英国、中国、タイ、ベトナム、オーストラリア等)は2万件以上。
*主な資格:
MBA(米国アナハイム大学院 経営学修士 最優秀成績者賞)
PPI(Positive Power & Influence International Certified Trainer)
産業カウンセラー
保育士
*執筆・寄稿:
日経産業新聞
日経アソシエ
英国経営者団体 Institute of Director(IoD)Corporate Governance Handbook
(日本代表として論文寄稿。IoDと共にローバル経営者に求められるリテラシーや概念を定義・テキスト執筆し世界へ発信・展開中)
プログラム
1.「哲学思考」で世界と人間をとらえる
(1)哲学の起源 ~世界をどう捉えるか
(2)人間とは、自分とはどのような存在か
(3)経営とは時代認識と人間理解である
2.『汝、自身を知れ』 ソクラテス <講義、演習orディスカッション、全体シェア、解説>
(1)無知の知 ~自分は何を知らないのか?
(2)自分が人生に本当に求めているものは何か?
(3)自分・自社の強みを意識して強化しているか
3.『人を動かす三要素』 アリストテレス <講義、演習orディスカッション、全体シェア、解説>
(1)ロゴス ~ロジック(論理)
①論理的でなければ、人には伝わらない
②ロジカルシンキング、ロジックチャート、ピラミッドストラクチャーの考え方と使い方
③万国共通の「伝える力」とは
(2)パトス ~パッション(情熱)
①理で理解して情で動く
②心が冷えていては、何も始まらない
③組織体温を上げるためには
(3)エートス ~エシックス(信頼)
①自分にとって組織にとって正しいとは何か
②ミッション・ビジョンの持つパワー
③正しく自らの能力を使用し、開発する
4.『わたしはわたし』 モンテーニュ <講義、演習orディスカッション、全体シェア、解説>
(1)どうしたら自分が自分のものになりきれるか
(2)各人はその考え次第で、幸福にもなり不幸にもなる
(3)真の自由とは、自分自身に対してあらゆることを成しうるということ
5.『知は力なり』 ベーコン <講義、演習orディスカッション、全体シェア、解説>
(1)知識は技術や実践と結びついて初めて意味を持つ
(2)真の知識を得る際に邪魔になるイドラ(先入観)
(3)個人・組織として効果的な知の蓄積を行う方法
6.『世界ではなく、自分自身を征服せよ』 デカルト <講義、演習orディスカッション、全体シェア、解説>
(1)我思う、ゆえに我あり ~感受性と思考力
(2)仕事=作業+改善(考えよ!)
(3)「理性」を鍛える ~仕事とは人格の延長上にある
7.『前提を疑え』 フッサール <講義、演習orディスカッション、全体シェア、解説>
(1)当たり前を根底から疑ってみる
(2)経営は変化対応業 ~ChangeをChanceに
(3)よほど意識をしないと、皆“ゆでガエル”になる
8.総まとめ
・全体の総復習、質疑応答、行動宣言
参加対象
●経営層・管理職・チームリーダー ※特に、①時代の淘汰を生き延び今もなお色あせない哲学の先人(古典)からビジネスリーダーに求められる知恵やその活かし方を学びたい方、 ②人を動かすリーダーこそ知っておきたい流行や時代に左右されない骨太な真理を学び、部下育成に活かしたい方、 ③論理色の強い西洋哲学を知識体系から、ビジネスリーダーに必要な自律力&部下育成力の涵養につなげたい方
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自らを成長軌道に乗せる「ビジネススタンス(仕事への意識)」向上研修
“折れない心”を身につける「レジリエンス(逆境力)養成」トレーニング
- 日時
- 2025/10/15(水) 9:30~16:30
- 会場
- 中産連ビル または オンライン(Zoom)
- 参加費
- 36,300円 (41,800円)
※消費税込み・( )内は会員外価格です
※オンライン受講の場合、恐れ入りますが、テキスト送付後のキャンセルが不可となりますことをご了承ください。
- 備考
- ●同研修をカスタマイズして「企業内研修」(対面でもオンラインでも可能です)を希望される方は以下担当までご連絡下さい。 ●コンサルタント及び教育機関の方のお申込みはお断りしております。ご了承下さい。
- 担当
- マネジメント研修事業部 小橋川 052-931-9824 kohashikawa@chusanren.or.jp
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- 当座 No.19589
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