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グローバル事業

海外人材受入研修(抜粋)

        
対象国 研修コース名 発注者 期間 開始年度 終了年度 実施回数
アフガニスタン 青年研修「アフガニスタン/地域における中小企業振興」研修コース
遠隔研修
JICA 1週間 2020 2020 1回
アラブ首長国連邦(UAE) 日本式マネジメント“KAIZEN”コース JOGMEC 1週間 2020 2020 1回
アゼルバイジャン 日本式マネジメント“KAIZEN”コース JOGMEC 1週間 2020 2020 1回
アフガニスタン 青年研修「アフガニスタン/地域における中小企業振興」コース JICA 2週間 2019 2019 1回
アゼルバイジャン 日本式マネジメント"KAIZEN"コース JOGMEC 3週間 2019 2019 1回
メキシコ 日墨戦略的グローバルパートナーシップ研修計画「全社的品質管理・生産性向上」 JICA 6カ月 1993 2018 26回
アジア・アフリカ・中南米・東欧
アルゼンチン、カンボジア、エチオピア、インドネシア、ナイジェリア、東ティモール、カメルーン、ボリビア、ケニア、ウズベキスタン、コンゴ民主共和国、イラク、インド、コートジボワール
産業振興のためのビジネス開発サービス(BDS)強化(B) JICA 1カ月 2016 2018 3回
ブラジル ブラジル「自動車部品分野のための持続的な技術強化(C)」コース JICA 3週間 2017 2017 1回
アラブ首長国連邦(UAE) UAE特別研修「日本式マネジメント“KAIZEN”コース」 JOGMEC 3週間 2017 2017 1回
コロンビア コロンビア「品質管理・改善」コース JICA 2週間 2009 2015 7回
インド Study Tour in Japan for the UNIDO-Automotive Component Manufacturers Association (ACMA) Partnership Programme for Automotive Industry in India UNIDO 1週間 2015 2015 1回
中南米
アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、コロンビア、エクアドル
メルコスール地域における 中小企業の経営・生産性向上コース JICA 1.5カ月 2009 2014 6回
中南米
アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、エクアドル、エルサルバドル、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、グアテマラ、ボリビア
産業振興のためのビジネス開発サービス(BDS)強化(B) JICA 1カ月 2013 2015 3回
アジア・東欧
バングラデシュ、カンボジア、インドネシア、ラオス、ネパール、マケドニア、フィリピン、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、東ティモール
産業振興のためのビジネス開発サービス(BDS)強化(C) JICA 1カ月 2013 2015 3回
中南米
アルゼンチン、エルサルバドル、グアテマラ、コロンビア、ドミニカ共和国、ニカラグア、パラグアイ、ベネズエラ、ペルー、ホンジュラス、メキシコ
青年研修「中南米(西語)/地域における中小企業振興」研修コース JICA 2週間 2015 2015 1回
タンザニア カイゼンマスタートレーナー研修(方法とツール) JICA 3週間 2014 2014 1回
サウジアラビア サウジアラビア・日本自動車技術高等研修所(SJAHI)マネジメント・アドミニストレーション研修 JICE 2週間 2014 2014 1回
中南米
アルゼンチン、ボリビア、チリ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、ウルグアイ
青年研修「中南米/地域における中小企業振興コース」 JICA 2週間 2013 2013 1回
モンゴル 青年研修「モンゴル 地域における中小企業振興コース」 JICA 2週間 2012 2012 1回
エチオピア エチオピア「品質・生産性向上計画調査研修」 JICA 2週間 2010 2010 1回
中南米
メキシコ、ペルー、パラグアイ、チリ、アルゼンチン
地域別研修「中南米地域起業・新規事業支援」コース JICA 2カ月 2008 2009 2回

JICA:独立行政法人国際協力機構
JICE:一般財団法人日本国際協力センター
JOGMEC: 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
UNIDO:国際連合工業開発機関

受入研修コースの紹介

受入研修コースについて

独立行政法人国際協力機構から受託している受入研修コースでは、数多くの講義、演習、討議、企業視察等を通じて、研修員がそれぞれの国や所属企業・団体にて必要とされている知識や技術を身につけ、帰国後に研修で得た知識を役立て、自国の問題解決に実践できるようカリキュラムが組まれています。

その一例として、日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画「全社的品質管理・生産性向上」コース(JICAメキシココース)をご紹介します。

受入研修コースの紹介(JICAメキシココース)

背景

1971年、日墨両国政府は、メキシコ(以下、「墨」)のエチェベリア大統領(当時)が打ち出した構想に基づき、両国の青年を互いに留学させ両国間の相互理解と友好親善を増進することを目的に、日墨研修生・学生等交流計画(日墨交流計画)を開始しました。以来、同計画は、日墨両国の相互理解及び友好のためのシンボル的事業として日本と中南米の交流を支える力となってきました。

2010年以降、「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」へと名称変更し、これまでの成果も踏まえ、より両国の現在のニーズを反映する内容となりました。これにより、日墨両国のさらなるパートナーシップの強化および両国の友好の強化に貢献できる若手人材の育成を目的としています。

概要

コース名 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画「全社的品質管理・生産性向上」
中産連受入期間 5月上旬~9月中旬 約94日間
受入研修員 メキシコ研修員 約12名
※3年以上の実務経験を有し、現在もしくは将来に生産品質管理及び生産性向上を担当する分野に従事する者(26歳から45歳まで)

目的

当連盟が受託している「全社的品質管理・生産性向上」コースは、研修員が日本の産業界における経営管理の理論、改善基本技法などに関する知識および手法を習得することにより、母国の企業・産業界の生産性向上に貢献することを目的として実施しております。

各研修員は、様々な講義、演習、視察で学んだ内容を活かしながら、帰国後のアクションプランを作成します。研修期間中、適宜、講師による進捗確認や作成指導を行っております。

研修カリキュラム

効率向上活動をメインのテーマにおき、広く日本の産業構造、企業経営の特質をあわせて学ぶことができるようにカリキュラムを構成しています。コーディネーションにより全体の関連を維持し、研修員がアクションプランを作成できるよう運営されます。

講義・演習・企業視察(例)

研修カリキュラム テーマ 企業視察
200:日本の産業構造 中部地域以外への研修旅行 食品会社、機械部品会社、リサイクル会社、医療機器会社、住宅建築会社 等
300:収益向上マネジメント 企業会計、問題解決プロセス、ビジネスゲーム  
400:効率向上活動 見える化と5S、生産管理、トヨタ生産方式、製造業経営シミュレーション、IE基礎技法、サプライ・チェーンマネジメント、品質管理と品質保証、プロジェクトマネジメント、設備保全とPM活動、VE 自動車製造部品メーカー等
500:価値創造活動 ニュービジネス、マーケティング、イノベーションマネジメント 食品会社、美容サービス会社 等
600:支援活動 リーダーシップとチームワーク、小集団活動  

※上記は2016年の実績の一部です。毎年、参加研修員の業種や要望にあわせて、カリキュラムを改訂しています。

 

参加者の声

「講義は非常にダイナミックで、演習によって、知識の定着にとても役立った。」

「実習は大変興味深く、とても面白かった。実際に企業に行って、企業文化を維持するための努力が分かった。」 

「企業訪問によって、メキシコの工場に適用可能な様々なツールや手法を学んだ。」 

「ムダ削減によって、生産性向上、価値を最大化するための知識を学んだ。」

「どの企業訪問でも、工場内を詳しく見学する事ができてとても驚いた。企業訪問は、日本の産業がメキシコの産業とどのように異なっているのかを理解するのにとても役に立った。」

研修で実施する演習の紹介

当連盟が受託している受入研修では、積極的に演習を取り入れ、研修員がより分かりやすく内容を理解できるよう努めております。様々な演習を行っておりますが、その一部をご紹介します。

ビジネスゲーム

企業の財務や会計を把握し、経営戦略を策定し、販売計画・生産計画にもとづいて経営することの重要性を学ぶ演習です。研修員は数人ずつのチームに分かれ、事前の講義で学んだ企業会計の知識を活かし、企業設立したという想定のもと、経営を行っていきます。製造や販売といった各部門が関連することの重要性や、製品に対する需要と自社が抱える在庫のバランスの重要さを学びます。電卓やパソコンの計算ソフトを使用して、プランニングシートを作成します。

製造業経営シミュレーション

製造業経営に必要とされる機能を設計し、運用する能力を開発・高めるための演習です。製造業の経営において必要な機能について説明を行った後、研修員は数人ずつのチームに分かれ、それぞれのチームが一つの企業の立場を取り、製品(厚紙で作成する筒)を製造します。社長をはじめ、販売マーケティング、製造、購買、品質、経理など、1人ずつ役割を決め、いかにして製造業を経営していくのかを体験的に理解します。

BMP(Behavior Modeling for Productivity)

BMP(Behavior Modeling for Productivity)とは、アメリカで開発され我が国で応用されている、管理・監督者の対人関係技能を習得させる訓練技法です。部下や周囲の人々を、動機づけ、勇気づけ、職場の活性化を生み出し、問題点を認識させ、問題解決の糸口を見出し、生産性向上をはかれるようにデザインされ、その結果、部下の行動や仕事の仕方がよい方向に変わり、仕事の成果が上がり、生産性が向上することを目標としています。問題点を解決するモデルとなる状況を作り、それをビデオカメラで撮影し、撮影したビデオによる観察学習を行います。