VM・目で見る経営
VM(Visual Management)賞の制定
中産連では、VM活動を推進して企業体質の革新を図って成果をあげた企業に対してVM賞を授与する制度を1996年に確立しました。 VM賞とは、VM賞委員会の審査に合格した企業に授与するもので、次の賞を設けています。
【VM賞】
(1)VM本賞
企業(事業所)においてVM活動により見える管理を行い、生産や間接業務の効率化、組織の活性化が図られ、企業体質の革新と成果が顕著な企業に授与する賞である。
(2)VM推進賞
企業(事業所)において、VM活動により見える管理を行い、生産や間接業務の効率化、組織の活性化などが図られつつあり、VMの仕組みが確立している企業に授与する賞である。
(3)VM部門賞
企業の特定の部門において、VM活動により見える管理を行い、生産や間接業務の効率化、組織の活性化などが図られ、体質の革新と成果が顕著な部門に授与する賞である。
(4)VMプレミアム本賞
VM本賞を受賞した企業(事業所)において、VM活動による見える管理が世界のトップクラスであり、驚きと感動の魅せる企業(事業所)として見る人を惹きつけ、強固な企業体質と顕著な成果が維持されている企業に授与する賞である。
【審査のポイント】
下記VMのシクミが確立しているか、成果があがっているか、見る人に驚きと感動を与える職場に変貌したか、等を審査いたします。
(1)全体
- 方針、目的、目標が明確に設定されている
- 活動のための推進組識が確立され、機能を果たしている
- 目標値が設定され目標管理が実施されている
- 成果が達成されている
- 目で見る管理(VM)が実施されている
(2)生産システム
- 生産システムの基本的要件が確立されている
- 管理システムが確立されている
- 物的システムが確立されている
(3)事務システム
- 5S、書類管理、ファイリング、オフィスレイアウトの改善が推進されている
- 事務システム・手続きの改善と標準化、責任権限の明確化が実現されている
生産システムと事務システムの審査については個別評価表によって行い、総合評価表にもとづいて総合評価を行って評価点を算出するようにしています。
【審査基準の評点】
- VM本賞は審査基準の項目を100点満点とし、70点以上を評点とする。
- VM推進賞は審査基準の項目を100点満点とし、60点以上を評点とする。
- VM部門賞は審査基準の項目を100点満点とし、70点以上を評点とする。
- VMプレミアム賞は審査基準の項目を100点満点とし、80点以上を評点とする。