VM・目で見る経営

VM(Visual Management)活動の展開イメージ

1.VM活動の展開

VM活動の真髄は、目で見える職場・ムダのない職場づくりを推進することです。そのためには、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)とVM(目で見る管理)を全部門で徹底的に実施することが必要です。そして5SとVMをベースとして、生産システムと管理・事務システムの維持管理活動と改善活動を展開することにより、原価低減と収益増大を図り、終局的に企業の経営体質の革新・強化を実現することができます。

2.VM活動の推進手順体系

VM活動は以下の手順に沿って推進します。VM推進組織を編成し、全員参加で組織的・計画的に活動を推進します。全社的に活動を推進することが基本ですが、モデル工場やモデル職場を選定して展開し、順次、横展開を図るという方法もあります。

3.VMの道具立ての例(VMボード)

VMの道具立ての代表例としてVMボードがあります。VMボードは、会社(または部門)の現在のマネジメントの実施状況(方針・目標、役割・使命、方針目標や日常管理に対する重点管理業務のPDCAの状況、業務のプロセス、成果等)が一目でわかるようになっていることが重要です。