中産連のセミナー
開催セミナーのご案内
セミナー番号 0335
鉄鋼材料の「熱処理」及び「表面処理」
【会場orオンライン】
〜各種熱処理技術とトラブル対策〜
※閲覧の際、音声にご注意ください。
【対象者】
鋳造や板成形など塑性加工に関わる設計/開発部門の方
・熱処理、表面処理の技術について学びたい方
・鉄鋼材料の熱処理技術について総合的に学びたい方
・特性を把握して業務行うことができるようになりたい方
【本研修のねらい】
鉄鋼材料を扱う上で 「熱処理」 と 「表面処理」は必要不可欠であり、適切に扱うことで金型の高寿命化にも寄与します。
本研修では、機能を生かして使用されている鉄鋼材料の各種熱処理技術、 表面処理について原理・特徴などを解説し、
扱う上での留意点なども交えながら学んでいきます。
【ポイント】
本研修では、
①「金属材料の熱処理」
特に鉄鋼材の熱処理と組織の関係、機械的特性との関係
②「表面処理方法」
その活用方法や注意点、部品の設計や金型の寿命向上に取り組む際の合理的な改善
について解説します。
鍛造や板成形など塑性加工に関わる機械系技術者の皆様、是非ご参加ください。
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講師
土屋 能成 氏
講師プロフィール
1977年、京都大学大学院工学研究科金属加工学専攻修士課程特殊鋼講座修了。同年㈱豊田中央研究所入社。セラミックコーティング(TD処理、DLC-Si)の金型への適用に関する研究や転造加工熱処理による高強度歯車の開発に携わる。同時にトヨタグループ各社の金型寿命向上や自動車部品の品質向上に取り組む。
1996年、京都大学より工学博士号授与
2011年、定年を機に岐阜大学奉職。熱間鍛造用潤滑剤の挙動解析に関する研究などに従事、現在に至る。
プログラム
1.はじめに
(1)代表的な自動車部品にみる熱処理、表面処理
(2)熱処理に伴う金属組織の変化と機械的特性
(3)熱処理、表面処理に関連する基本的用語
2.熱処理のいろいろ
(1)焼なまし
(2)焼ならし
(3)焼入れ
(4)サブゼロ処理
(5)焼きもどしと時効
(6)加工熱処理
3.表面処理のいろいろ
(1)浸炭
(2)窒化
(3)浸硫
(4)高周波焼入れと炎焼入れ
(5)溶射、肉盛溶接
(6)セラミックコーティング
①PVD:物理的蒸着法
②CVD:化学的蒸着法
③プラズマCVD:プラズマ援用化学的蒸着法
④TRD(TD処理):熱反応堆積拡散法
4.熱処理操作に伴い現れる現象
(1)結晶粒の変化
(2)酸化、脱炭
5.熱処理品の設計
(1)焼き入れ性を考慮した鋼種の選択
(2)焼き入れ性と残留応力を考慮した鋼種の選択
6.塑性加工におけるトライボロジーの位置づけ
(1)現状認識=金型への負荷大
(2)被加工材の複合化
7.プロセストライボロジーの特徴
―なぜ“プロセス…”か?
(1)塑性加工における摩擦条件範囲
(2)プロセストライボロジーの活用
=合理的に解決するための考え方を導く
(3)プロセストライボロジーの役割
8.金型寿命とは
9.塑性加工用工具材料の特徴
母材の熱処理が重要
10.塑性加工金型に利用される表面処理
(1)金型の高性能化の方向
(2)表面の強化 ①表面改質 ②表面被覆
(3)塑性加工金型に適用できる主な表面被覆
(4)パルスDC-PCVD法による被膜
11.トライボ特性
12.各種成形金型への応用
(1)TiCN傾斜組成膜の高面圧冷間加工用金型への適用効果例
(2)せん断工具の事例
(3)せん断刃の事例
(4)後方押出しパンチの例
(5)六角トリミングパンチ
(6)アルミニウム板打抜きパンチ
(7)熱延鋼板の打抜き刃
(8)縮みフランジ成形部における被膜損傷
(9)深絞り成形
(10)実装金型における調査事例
(11)後方穿孔パンチとビレット表面性状の比較
13.被膜特性を最大限に発揮させる工夫
(1)工具表面の粗さはできるだけ滑らかに
(2)母材硬さはできるだけ硬く
(3)型かじり発生時の工具表面の損傷
(4)DLC-Si被膜パンチの損傷
(5)改良冷間ダイス鋼の活用
(6)再処理性:層直下脱炭層の軽減
14.損傷の発生と寿命経過
15.寿命要因の見極めと検証・改善
(1)金型寿命要因の見極め
(2)金型寿命向上手順一例
(3)評価試験の活用
(4)塑性加工における摩擦条件範囲
(5)評価試験の実施
16.今後の課題
(1)塑性加工における表面処理の位置づけと課題
(2)潤滑剤代替:どこまで迫れるか
(3)「高強度材成形型」に向けたまとめ
①高強度材に負けない強い金型
②焼付き、摩耗に負けない表面
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【会場受講の場合】
・受講票と請求書を開催日の約2~3週間前に申込責任宛に郵送します。
【オンライン受講の場合】
・研修の配信システムは「Zoom」を使用します。
・テキストと請求書は、開催日の約1週間前にお申込責任者宛てにご郵送します。
・セミナー受講用の「参加URL」「ミーティングID」「パスコード」は、開催日の約1週間前に
ご参加者宛てにメールします。
【キャンセルについて】
お申し込み後のキャンセルにつきましては、以下のキャンセル料を申し受けます。
・会場受講の場合は、開催日の前日(土日祝日を除く)・当日 :100%
・オンライン受講の場合は、テキスト発送後(開催日の約1週間前):100%
※テキストの発送日はセミナーにより異なりますので担当者へご確認ください。
参加対象
鍛造や板成形など塑性加工にかかわる技術者や金型技術者/機械系技術者(初心者~中堅技術者)
- 日時
- 2024/11/13(水) 10:00~17:00
- 会場
- 名古屋 or オンライン: 中産連ビル
- 参加費
- 36,300円 (41,800円)
※消費税込み・( )内は会員外価格です
※オンライン受講の場合、恐れ入りますが、テキスト送付後のキャンセルが不可となりますことをご了承ください。
- 備考
- ①ご参加者が5名に満たない場合は、中止または延期にする場合があります。②録音機の持ち込みは固くお断りしています。③テキストは会場にてお渡しします。ご参加者以外の方にはテキストをお分けしていません。④コンサルタントまたは教育機関の方のお申込みはお断りしております。※本研修は講師派遣による【企業内社員研修】も可能です。下記担当者までご連絡ください。
- 担当
- マネジメント研修部 野口 seminar@chusanren.or.jp
お申込み方法
下記のお申込みボタンをクリックいただき、表示されたお申込みフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンをクリックしてお申込みください。
お振込先
口座名 一般社団法人中部産業連盟
- 三菱UFJ銀行
- 名古屋営業部
- 当座 No.420222
- 三菱UFJ銀行
- 大津町支店
- 当座 No.420690
- 三菱UFJ銀行
- 名古屋中央支店
- 当座 No.1194624
- 三井住友銀行
- 名古屋支店
- 当座 No.1015177
- りそな銀行
- 名古屋支店
- 当座 No.493948
- 名古屋銀行
- 本店営業部
- 当座 No.4699
- 大垣共立銀行
- 黒川支店
- 当座 No.16288
- 十六銀行
- 名古屋営業部
- 当座 No.32632
- 中京銀行
- 大津橋支店
- 当座 No.103574
- 愛知銀行
- 本店営業部
- 当座 No.4808
- みずほ銀行
- 名古屋中央支店
- 当座 No.7347
- みずほ銀行
- 麹町支店
- 当座 No.19589
- 八十二銀行
- 長野駅前支店
- 当座 No.2015186