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戦略VM

ねらい

戦略VMとは、企業が組織のミッション及び中期経営計画を達成するために、経営環境を見極めて、自社のあるべき方向性と経営課題を明確にし、全体及び機能別に戦略を策定し、将来に向けての総合的かつ中期経営計画を確実に実行するプロセスが見える管理手法です。

下記の図にあるように、経営戦略および中期経営計画の立案、実行、検証ステップを体系だって見えるようにして、企業内での戦略に関する情報共有、確認、行動をしやすくしていきます。

 

図 中期経営計画立案、検証ステップ

特長

多くの企業では、経営戦略書や中期経営計画の作り放しで、周知、活用できないことで、経営戦略の活用、実行ロスが発生するケースが見受けられます。

戦略VMでは、下記のボードイメージのように環境分析から検証までを一元的に見えるようにし、活用することで、ロスを打破できる特長があります。

(1)経営戦略を多くの社員に周知徹底でき、共有化できる

・戦略の策定、実行、検証プロセスを一元化して見えることで、戦略立案の背景や実行状況を周知徹底、共有化し、活用できる

(2)経営戦略の計画策定がしやすくなる

・環境分析、検証の流れが見えるので実行課題の設定がしやすくする

(3)戦略に対する中期経営計画を確実に実行することができる

・中期経営計画の着手、完了の予定、実績をフォロー月度、四半期で振返り、示すことで実行率を上げることができる

(4)環境変化に即応し、系統だった修正がしやすくなる

・市況、顧客、調達先の外部環境の変化、人員、技術開発、組織の内部環境の変化があった時点で、戦略の背景から実行状況をリアルタイム的に見えるので経営課題の優先度の変更や更新が系統だってできるようになる

(5)管理者の先を読む、見極めるマネジメント力が強化できる

・場当たり的なマネジメントから、内外の環境分析、中長期の課題設定と実行ができるマネジメントの質向上が期待できる

 

図 戦略VMボードイメージ

事例

経営戦略の実行率を高めたい企業のニーズに応え2012年度に商品化されました。2019年4月現在で、20社ほどで導入、活用されています。

戦略導入は、通常は、5Sを徹底しムダを取り、生産現場の目で見る管理と部門別の方針・目標管理からはじめます。それらが定着した段階で組織横断のVM(見える管理)を導入し、組織間の連携が高まった段階で戦略VMに着手します。本格的な5Sから、おおよそ4~5年後となります。

□電子部品製造A社(VM開始から5年目で戦略VM導入)

・中期経営計画書を毎年発表するが一過性で終わり、フォローが不十分であった。また、社長と一部の役員のみの立案であったので、部課長クラスが他人事になっていたことを打破するために導入を図った。

基本的な導入手順は、下記のように経営戦略立案にあたり、知識の拡充を行うための管理者向けの教育をし、企業の問題点、課題を明確にしながら進め、運用、検証まで支援します。

図 戦略VM導入基本手順

成果

得られる定量的な成果の代表例は、売上向上です。しかし、単なる売上向上ではなく、開発戦略の実行率が高まることでの商品開発力向上による新規受注獲得や、製造・調達戦略の実行で大幅なコストダウンによる価格競争力が高まったなど、質的向上が図られています。

<定量的成果例>

表 戦略VM導入による成果一覧表

さらに、管理者の行動、考え方の質的な変化としては、

<定性的成果例>

・環境分析を行い、自社の強みを分析して提案力を磨き、体系だった新規受注ができるようになった

・自社の技術力の環境分析を行った上で開発設計と検証を行うようになり、開発商品化の件数が向上した

・原材料市況動向や今後の取引先の状況の予測を一元的に見えるようにしてから開発、製造を巻き込んだ調達コストダウンが図られるようになった

お問い合わせ先

  • 東京事業部
  • 〒102-0083 東京都千代田区麹町3丁目2番6号(垣見麹町ビル5F)
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