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見える日常業務管理

ねらい

見える日常業務管理(VMによる日常業務管理)とは、日々の様々な業務について、業務ごとのPDCAを見えるようにして遂行することで、それらの業務の確実性(生産性;品質と効率)を高めていくとともに、それらの業務中に含まれる様々な異常・ムダ・問題点を浮き彫りにして、それらについての根本対策(再発防止対策)を講じることで、継続的な業務の改善も合わせて進めることができる、管理と改善の手法です。

この手法が目指すところは、日々の業務の確実性を継続的に高めることで、職場の目的と管理・監督者の役割・使命を果たして、ひいては、方針・目標を達成することです。

特長

(1)役割・使命を果たすための重要管理業務を選定します

確実に遂行すべき日々の業務は多々あるが、何から何まですべて見えるようにするのではなく、職場の目的と管理・監督者の役割・使命に照らして、「特に重要な業務」を選定した上で進めます。選定の対象となるものは、業績に影響を及ぼす業務、方針・目標管理のテーマになっている業務、VMを用いて管理することでより大きな効果が期待できる業務などが挙げられます。

(2)管理を確実に行うための基準を決めます

選定した「特に重要な業務」について、その管理を確実に行うための管理基準を決めた上で進めます。管理基準は次の3点からなり、業務ごとにその業務内容に見合ったものを決めていきます。

①管理指標…業務の状況や管理の状況の良し悪しを判断するための目標値や基準値のことで、例えば、金額、割合(%)、時間(工数)、件数などがこれにあたります。

②管理単位…管理の対象とする区分や範囲のことで、例えば、全社、工場別、部門別、職場別、工程別、ライン別、機械・設備別、個人別、製品別、客先別、仕入先別などといったことです。

③管理サイクル…情報の更新や状況の確認など、PDCAサイクルを回す間隔・頻度のことで、例えば、都度、時間、日、週、月などといったことです。

(3)PDCAが見える道具立を作成します

選定した「特に重要な業務」について、その管理を確実に行うために、その業務のPDCAが見える道具立を作成した上で進めます。その道具立の代表例がVMボードです。

VMボードなどを用いて、日々の業務のPDCAの状況が、いつでも、誰でも、見たい時にすぐに見られるようにして、かつ、いつでも、誰でもレビュー(検証)ができるようにすることで、管理・監督者と担当者が一体となって業務を進めることができます。

事例

図表1 VM対象管理業務選定資料(購買部の例)

この資料を用いることで、職場の役割・使命と管理・監督者の役割・使命を一旦見直して、それらの役割・使命に照らして、VMを用いて管理する業務を選定します(図表1の左図)。その上で、選定した業務ごとに、確実に管理を遂行するための管理基準(管理指標、管理単位、管理サイクル)を決めます(図表1の右図)。

図表2 VMボードのイメージ(購買部の例)

業務ごとのPDCAが見える道具立を作成して、いつでも、誰でもレビュー(検証)ができるような環境・状態を作ることで、管理・監督者と担当者が一体となって業務を進めることができます。

成果

日々の業務をVMを用いて遂行すると、次のような成果が得られます。

・遂行すべき業務が明確になります。 ・情報の共有化が進みます。

・管理すべきポイント・改善すべきポイントが押さえられます。

・担当者別の業務の進捗状況、仕事量(業務負荷)などがつかめます。

・業務遂行上の問題点が見えます。

・改善意識が高まり、PDCAサイクルが回るようになります。

・業務の品質と効率が向上します。

・これらの総合的な結果として、目標の達成率が向上し、ひいては、業績が向上します。

・材料費削減、調達リードタイム短縮、納期遵守率向上、 在庫削減といった定量的成果が得られます。

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