中産連のコンサルティング
・企業内研修
企業内研修のご紹介
ビジネスゲーム
対象者
ビジネスゲームの対象者は新任管理職もしくは管理職前の中堅・リーダー層が対象です。
ねらい
経営環境が厳しさを増す中、管理職もしくは将来マネジメント層を担う中堅社員に対し、経営計数の知識習得や計数感覚を理解させることへのニーズが高まってきています。
中産連のビジネスゲームは、経理・財務を専門としない新任管理職や中堅社員に対し、必要な経営計数の重要性を認識させ、実際に起こり得る企業環境の変化により、経営計数の「分析」「検討」「判断」ができる計数感覚を理解する事がねらいです。
また、バーチャル企業の経営シミュレーションにより、「マーケティング」や「意思決定」、「リーダーシップ」を発揮する場面も体験できます。
1.財務知識の習得
①B/S P/L の見方を知る
②財務諸表分析の基礎知識を習得する
③体験を通して在庫回転率が経営に与える影響を知る
④体験を通して売掛金回転率が資金繰りに与える影響を知る
⑤自社分析・発表(決算発表と質疑)を通して、経営評価力を養う
2.経営感覚とマーケティング感覚の養成
①競合他社と競い合う中で、企業が勝ち残るための厳しさを実感する
②経営目的達成のために、マーケティングの4Pの施策の在り方を学ぶ
3.リーダーシップ行動の啓発
グループワークを通して以下の行動を振り返り、気づきを得る
①目標達成行動(計画組織力、統制力、活動性)
②リーダーシップ(統率力、説得力、積極性)
③チームワーク形成(統率力、感受性)
④適切な情報収集と活用(情報把握力、分析力、判断力)
⑤状況変化への対応(柔軟性、判断力、決断力)
特徴
①ビジネスゲームの概要
中産連のビジネスゲームは、企業同士のチーム戦で、何度も期を重ねて最終的な売上額と利益額を競います。チームメンバーは全員が経営者の役割を担い、「経営方針」「経営目標」を策定します。経営方針に基づいて、製品価格、市場選択、人員計画の策定(採用・退職)、設備の新設・売却、生産性向上投資の実施などについて、意思決定を行います。
財務諸表や貸借対照表を参照しながら経営シミュレーションをしていくので、計数の知識や重要性が自然と身に付き、計数感覚を肌感覚で理解していくことができます。
■ビジネスゲーム実施のイメージ
②ビジネスゲームの内容
第1期~5期の試行の後に、実際のシミュレーションを実施します。実際のシミュレーションでは以下のような手順に則り経営実践を行います。
1 経営組織の決定
3~6名のメンバーで一つの企業を経営し、それぞれ「社長」「人事・経理部長」「営業部長」「生産部長」「商品開発部長」等の役割を担います。諸施策が企業内に及ぼす影響を理解し、各経営機能の調整を図りながら経営を推進していきます。
2 経営方針の策定
上記の経営試行期間で事業内容、自社の経営資源、活動状況等を把握し、中長期的視点から「経営方針」「経営ビジョン」あるいは「経営目標」を策定します。
3 経営計画書の作成
経営方針に基づき、四半期毎に具体的な意思決定を行います。市場変化、環境変化や他社の動向に気を配りながら、的確な情報分析のもとにメンバー相互のディスカッションにより最適な方策を求めるプロセスを継続していきます。
環境変化に関する情報と意思決定項目は多岐にわたりますので、現実性の高い経営シミュレーションを疑似体験することが可能になります。
(意思決定項目の例)
●金利変動 ●他社の価格政策
●人員計画 ●研究開発投資の実施 ●借入及び返済
4 経営意思決定の判定
各社から提出された「経営計画書」を、審判団が一定の基準に基づいて審査し計画を判定します。各社の意思決定の優劣が売上高の多寡につながります。いかに環境を捉えて、ダイナミックな経営を行えるかが発展の鍵となります。
5 経営実績表の作成
各社の意思決定を判定した結果が「受注」としてフィードバックされます。四半期毎に実施した施策とその結果に基づき損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書から成る「経営実績表」を作成することで自社の経営状況が明らかになります。
6 営業報告書の作成
1年毎(第一四半期~第四四半期)に「営業報告書」を作成します。営業報告書では1年間の損益計算書を作成し、主要な財務分析を行います。1年間の経営活動を振り返り、次年度の方針を再検討します。
※テーマ解説
ビジネスゲームを進めながら、各期の節目で以下のような財務や計数の見方を解説致します。最終的には経営報告にて、自社(各グループ)の経営分析に挑戦します。
B/S P/Lについて
売掛金回転率
在庫回転率
主な経営指標・資金繰りについて
キャッシュフロー
経営分析の手法 など
モデルプログラム
ビジネスゲームの標準的なプログラムは、2日間コースです。
経営方針策定後は2日間を通じてビジネスゲームを実践し、ゲーム中に適宜に解説を行っていきます。普段から経営計数に触れていない受講者にとっては、できるだけたくさんの意思決定を行うことで実践を積むことができます。
お問い合わせ先
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