中産連のコンサルティング
・企業内研修
コンサルティングプログラムのご紹介
SDGs診断プログラム
ねらい
SDGsは、政府や自治体だけではなく、民間企業においても取り組む機運が高まっており、大企業から中小企業へとすそ野が広がっています。
中小企業にとって、 SDGsを活用することにより、取引先や投資家の信頼を得るだけではなく、企業イメージの向上や新たな事業に取り組むきっかけとなります。
特長
SDGs診断の特徴は、中産連が開発したチェックリストを活用することにより、企業診断を行い、 SDGsシステム構築やSDGs戦略構築へと効果的に導きます。
● SDGsシステム構築
① 主要な分野ごとにSDGs診断チェックリストで調査実施
② SDGsコンパス手法を使った優先課題の提案
③ 改善テーマ、期待効果の検討と改善目標値の策定
④ SDGs改善活動の実施
● SDGs戦略構築
① SDGs戦略構築が進みやすいか、組織風土チェックリストで調査実施
② 既存事業・製品・技術をSDGsに関連付けて再定義する
③ 関連付けられたSDGs課題の事業性評価を行う
④ SDGsに関連した戦略目標、行動計画を策定する
SDGs診断チェックリストの概要
組織風土チェックリストの概要(戦略構築用)
SDGs診断による改善事例
食品企業におけるSDGs診断とSDG Compass を活用した会社のコンセプトづくり
SDGs診断の実施とSDGs Compass(SDGsの企業行動指針) 手法により、企業がSDGsを経営戦略と整合させ、SDGs のシステムを構築していくことである。この手法を活用して、食品企業A社の経営方針・目標を策定した。
【01 SDGs 診断による現状把握】
第1ステップは、SDGs の6つの分類におけるチェックリストで、インタビューを中心にコンサルタントが診断した。食品企業にとって、 SDGsのどの項目が適用できるかをチェックリストで説明した。
【02 優先課題を決定する】
SDGs によってもたらされる重要な項目を、食品企業はフードチェーン全体を通して、SDGs に関する影響を評価し、優先的に取り組む課題を決定する。A社に対して、以下の優先課題を提示した。
テーマ1:廃棄ロス削減(SDGs:目標12)
A社は、製品出荷後の返品を受け入れており、廃棄ロス金額が収益を圧迫していた。
テーマ2:健康価値の訴求(SDGs:目標3)
A社の商品には効能があり、これについて十分アピールしていなかった。
テーマ3:農家との連携(SDGs:目標6、目標12)
A社は“国産原料”をブランド化しており、原料供給元の農家との連携を図る必要があった。
テーマ4:製品の品質と安全性(SDGs項目:目標3)
食の品質・安全の追及は当然のことであり、A社はHACCP認証にチャレンジする必要があった。
【03 目標を設定する】【04 経営へ統合する】【05 報告とコミュニケーションを行う】
A社に対して、上記の優先課題に対して目標設定を提示した。
また、全ての部門でSDGsの指標や目標を設定し、持続可能性を担保しながら、組織的な課題に取り組む。そのためには、フードチェーン全体を通じて、多くの団体や企業とパートナーシップを組むことで、大きな課題の解決だけでなく、事業の拡大にも貢献するようにした。
SDG Compass は、SDGs に関する事項を、同様の活動を行っている企業や国、自治体等と報告やコミュニケーションを行うことを重要視しており、ホームページ等でアピールしていくことにした。
SDGsの導入成果
SDGs を導入することは、江戸時代の近江商人が生み出した「三方よし」の考え方に近い。
・売り手(自社)よし
・買い手(直接顧客、消費者)よし
・世間(仕入先、協力業者、地域社会)よし
SDGsの導入で、以下の成果が得られる。
・直接顧客および消費者より好印象を受ける
・サプライチェーンとしての活動により、仕入れ先 などとコミュニケーションが密接になる
・従業員がSDGs活動に対して誇りを持つ
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