第642回会員懇話会の開催と
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第642回会員懇話会
南鳥島海域の海底鉱物資源開発
〜海底に眠る日本の切り札~
東京大学大学院 工学系研究科長・工学部長 教授
加藤 泰浩 氏
【開催にあたって】
カーボンニュートラルを基軸とする持続可能な社会の構築には、多種多様なレアメタルやレアアースが必要不可欠です。加藤教授は、これらの重要鉱物を豊富に含む海底鉱物資源(レアアース泥やマンガンノジュール)が、日本の排他的経済水域内である南鳥島周辺に膨大な量存在していることを発見しました。2024年6月には日本財団と共同でマンガンノジュールの詳細な調査を行い、2025年度以降の揚鉱実証試験の実施を計画しています。本講演では、これらの海底鉱物資源の実開発に向けた取組みの現状や経済安全保障上の意義などについて解説していただきます。
【講師プロフィール】
1985年東京大学理学部地学科卒業。1990年同大学大学院理学系研究科地質学専攻博士課程修了、理学博士。山口大学理学部助手、米ハーバード大学と英ケンブリッジ大学の在外研究員、東京大学大学院工学系研究科准教授などを経て2012年東京大学大学院工学系研究科教授。2023年より東京大学大学院工学系研究科長・工学部長。千葉工業大学次世代海洋資源研究センター所長を兼務。2011年にまったく新しいタイプのレアアース資源「レアアース泥」を世界で初めて発見した、海底鉱物資源研究の世界的権威。また、2024年6月には日本財団とともに南鳥島「マンガンノジュール」の開発有望海域を特定した。
- 対象
- :中産連会員企業 様
- 公開期間
- :2025年4月7日(月) ~ 4月13日(日)・7日間
- 視聴料
- :無料(会員限定)
- 配信時間
- :90分
本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人中部産業連盟
会員サービス部 会員懇話会事務局
TEL:052-931-3191(直) E-mail:members@chusanren.or.jp