第６３５回会員懇話会

破壊的新規事業の起こし方
〜破壊的イノベーターになるための７つのステップ～

関西学院大学 イノベーション・システム研究センター長・教授　玉田 俊平太 氏

【開催にあたって】

近年、社会や市場の環境が急激に変化しています。その中で、技術革新やアイデアによって、既存事業の安定した状況を打破し、業界構造を一変させるのが「破壊的イノベーション」です。しかし、既存市場において、顧客が求める価値をさらに向上させる「持続的イノベーション」を得意とするわが国企業においては、新しい発想による技術やサービスといった冒険を避け、守りの姿勢をとるようになり、結果的に新たな需要や未知の市場になかなか目が向きません。これが「イノベーションのジレンマ」です。そこで、今回は破壊的イノベーションとは何か、またわが国企業がこうしたイノベーションのジレンマを超えていく方法についてご紹介いただきます。

【講師プロフィール】

東京大学博士（学術）。1995年よりハーバード大学大学院修士課程にてマイケル・ポーター教授のゼミに所属、競争力と戦略との関係について研究するとともに、クレイトン・クリステンセン教授から破壊的イノベーションのマネジメントについて指導を受ける。筑波大学専任講師、経済産業研究所フェローを経て現職。研究・イノベーション学会評議員。平成23年度TEPIA知的財産学術奨励賞「TEPIA会長大賞」受賞。著書に『日本のイノベーションのジレンマ【第２版】破壊的イノベーターになるための７つのステップ』などがある。