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アジアから世界へと広がる国際協力事業。
中産連は、中部産業界に長年蓄積されてきた国内・海外での経営活動の経験を広く国際社会に役立てようと、会員企業とともに、国際協力事業を積極的に展開しています。具体的には、日本政府が国際協力機構(JICA)、海外技術者研修協会(AOTS)等が実施する、開発途上国に対する経営・技術支援事業に協力し、1970年代から海外への専門家派遣、日本への研修生受入れなど活発におこなってきております。活動の場も、現在はアジア・中国から、ヨーロッパ、中南米、アフリカへと広がっています。
中産連の国際協力事業のねらい
‐Made In Japan からMade With Japanへ、企業経営の価値観を世界の人々と分かち合う‐
1970年代から80年代にかけて、日本でつくられた数々の製品は優れた品質とコスト競争力で世界の市場で高い評価を受けてきました。いっぽう21世紀は、日本の企業が世界各地で製品をつくり事業を展開する時代です。そのためには、いかに現地の人々と、お互いに企業経営の考えかたを共有化し、事業をおこなうかが成功の鍵だと言えます。
まさにMade In Japan(日本でつくったものを輸出する時代) からMade With Japan(現地で日本人と共にものづくりをおこなう時代)、さらにはWorking Together(共に働く)という精神で事業をおこなう世紀です。
中産連は、日本政府が主催する開発援助事業(ODA:Official Development
Assistance)に参画し、開発途上国の経済発展に貢献することと併せて、中部地区で長年にわたって蓄積されてきた価値観、たとえば「ものづくりは人づくり」や「循環型社会」の考えが世界の人々と共通の土台となるよう、産業界とともに広く情報の発信をおこなう「国際協力事業」を進めています。
国際協力事業の種類
主なテーマ:特に日本の産業界に蓄積された経験を世界に発信します。
- 「ものづくりは人づくり」に代表される経営手法
- 品質・生産性向上、現場改善活動、人材育成などに関するテーマ。 - 「循環型社会の構築」「リサイクル事業」など、環境をテーマとした新規事業の振興。
- 「地場産業」「新規事業」など、中小企業振興に関するテーマ。
事業の形態:大きく2種類の方法で事業を推進しています。
(a) 海外からの研修員を当地区へ招聘し研修をおこなう事業。
(b) 現地へ専門家を派遣して直接支援する事業。
最近の実績
(a)日本で実施した研修コース
| 対象国 | コース名 | 主催 | 期間 | 開始年度 | 終了年度 | 実施回数 |
| メキシコ | 全社的品質・生産性向上(産業工学・品質管理) | JICA | 6ヶ月 | 1993 | 継続中 | |
| 南アフリカ | 中小企業経営 | JICA | 6週間 | 1999 | 2003 | 5回 |
| 南アフリカ | 生産管理研修(SAPS) | AOTS | 2週間 | 1998 | 2004 | 6回 |
| ルーマニア | 中小企業経営・品質管理 | JICA | 6週間 | 1999 | 継続中 | |
| モルドバ | 生産性向上 | JICA | 5週間 | 2004 | 2005 | 2回 |
| ベネズエラ | 工業分野における経営コンサルティング | JICA | 6週間 | 2003 | 2005 | 3回 |
| チュニジア | 全産業界のレベルアップ | JICA | 5週間 | 2003 | 2005 | 3回 |
(b)海外で実施したワークショップ
| 対象国 | コース名 | 主催 | 期間 | 開始年度 | 終了年度 | 実施回数 |
| 南アフリカ | 製造現場の問題解決・改善技法 | AOTS | 1週間 | 1995 | 継続中 | |
| 中国 | 製造現場の実践的改善技法 | AOTS | 1週間 | 2001 | 2002 | 2回 |
| チェコ共和国 | 製造現場の問題解決のための改善技法と訓練手法 | AOTS | 2週間 | 1997 | 2000 | 4回 |
JICA:(独)国際協力機構
AOTS:(財)海外技術者研修協会

